Clouds Rest〜雲の上で

ヤフブロから移行(旧ハンドル:いぬどし)。 基本登山を中心とした山行記録、ギアなどの話。そのほか雑多な記事を書きます。

2016年05月


相変わらずの更新の遅さで、半月も前の話になってしまいました(汗)

今回も富士山を見る目的で山を選定。
安倍奥が大変だったので、ゆる登山シリーズです。

でも、この山域は実は初めて。
毛無山(200名山じゃないほう)も計画にありましたが、キツそうなのでこちらにしました。

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4:34長池親水公園P→5:17大平山→5:27発→5:51平尾山→5:58発→6:22石割山→6:30発→6:40石割神社(見学)→6:50発→7:01富士見平→7:10石割神社駐車場(下山)→7:29平野→8:09長池親水公園P

節約のため、八王子まで下道で行き、中央高速で一気に山中湖畔です。

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長池親水公園Pまで来ます。
まだ夜明け前ですが、うっすらと逆さ富士が見えました。
逆さ富士を見るとは初めてですし、実は多分山中湖も初めてです。

富士五湖と言えばやはり河口湖が多くて、大学時代の軽音部の合宿でよく来てました



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こちらを入っていきます。

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ハイキングコースだけあって、道標は豊富です。

このあたりで登山道を横切る鹿の群れ(10頭くらい)に遭遇。
右から左にガンガン来るのですが、通り道に居たらと思うと怖いです(汗)
避けるとは思うけど。

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このあたりで夜明けです。
新緑がいい感じです。

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しばらく登ると、急に視界が開けてきます。
頂上らしきピークも見えます。

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秒殺?で登頂(笑)

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早朝のランチパック?はサイコーです。

これ、絶妙な味で一気に二枚食べてしまいました。

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山中湖方面。

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目的の富士山もバッチリです。

今年日帰りで登ってみたいけど、どうなることやら。
富士宮口からピストンで7月初旬まで、もしくは9月第1週で考えてます。

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今回は軽登山靴です。
ニューバランスですが、とにかく軽いのでスピードも出ます。

下山後の長い歩道歩きに備えました。

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大平山を少し下った場所から。

いいですねぇ。

左側は愛鷹山だと思われます。

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なんというか、初夏の気配が漂う木漏れ日です。

山の中で季節の移ろいを感じるのはいいですよねぇ←耄碌気味。

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とにかく充実した道標です。


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平尾山に到着。
こちらもいい景色。

あまり休まずガンガン攻めます。

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さて、石割山への登りですが・・

ちょっとやーーな感じの道になってます。
もちろん、慎重に進めば問題なしです。

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過保護だなぁ。。




でも、ありがたく使いまくりました(ノ゚⊿゚)ノ




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はい、石割山です。
ここまで来たら富士山は雲の中です。

まだ6時20分くらい。

ここで初めて二人くらいの登山者(石割神社から登ってきた)と会いましたが、ちゃんと富士山を見ることが出来たのは私だけかもしれません(ノ゚⊿゚)ノ





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北側の写真。

立派な山が見えますが、名前はわかりませんでした。

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地元の人、手作りですね(^^)

さて・・・ここからはゆっくりまったり下山・・・


かと思いきや!!

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本日一番の悪路でした・・・(>_<)

まぁ、でも短いので、問題なしです。

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石割神社に来ました。



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たしかに・・・


の字に見えますね。

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そしてなんと、この石の裏側を通ることができます。

はい、通りました。

そして次の難関は・・・


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403段の階段です!!!



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今日は大した運動量じゃなかったけど、キツ山の後だったら、レッグブレイカーな階段になりますね・・・(汗)

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数えながら下ったら本当に403段でした。

確かめるために2往復したので、間違いありません(うそ)。

そして、、


このあとは・・・



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山中湖畔の歩道歩きです。

思いの外長かったです(>_<)

でも、途中白鳥を見ることが出来ました。


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この平屋・・
人が住んでるみたいですが、かなりのオサレさんが住んでる感じです。


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富士山はこんな残念な姿でした。



山と高原地図の「富士山」。

近くにたくさんの山があるので、見ていて飽きません。
この山域、どこでも富士山が綺麗に見えそうで、これからもクリアしていきたいと思います。

そして・・・気になっているのが・・・

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登山道は地図上にはありませんが、登れるらしいです。

長い林道歩きに短い登山ルート。
眺望のない山頂・・・

でも・・・

あの山頂標をみてみたい!!

と思う今日この頃です。

こういう、シュールな山選びとかそそるタイプ(B型)なんです(爆)

次回は乾徳山です!

さて続きです。

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クイズの正解ですが・・・

黄色矢印の右ルートでした。
実は赤を5mくらい登って・・・??違うな??

黄色を偵察して巻道があったので、そちらに進みました。


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こんな感じに巻いていきます。

緊張感がありますが、奥多摩の水根沢よりは緊張しませんでした。

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八紘嶺までのルートとはかなり趣が違いますね。
雨天や悪天だったらかなりのヤナ感じでしょうね。

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五色の頭到着。

いつもは頑張って、自撮りするのですが、ここは難しかったですね。

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ここから先は打って変わって、歩きやすい道になります。

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南アルプス!!
天気も回復傾向です。
全然わかりませんけど、聖岳でしょうかね?

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大谷嶺登頂!!

誰もいません(笑)
ほぼ2000mのという標高です。

ちょっと広くてご飯には丁度いいかもしれませんね。

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南側の展望!!
地味に景色が良いです!

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ここを下ると思うとゾッとします(^_^;)

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大谷嶺名物・・大谷崩れです。
スペクタクルな光景ですね。

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痺れる稜線ですが、そんなに怖くないです。

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必殺2段ばしご!!
使うと不安定で怖いです(笑)

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良い季節ですので、植物も萌えまくってます。

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新窪乗越まできました。

この辺りで会った登山者さんから。どこからと聞かれて「梅ヶ島温泉からです」と言うとびっくりしてました。

心の中では・・

「いや、私の仲間では山の中を42キロとか歩くヘンタイ・・じゃなかったツワモノが大勢おりますよ?」

と呟いておりました(ノ゚⊿゚)ノ

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恐怖の下りです(^_^;)
大谷崩れをそのまま降ります。

落石危険です(汗)

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振り返れば・・・今大地震が起きたら岩雪崩ですね(汗)

天気も朝が嘘みたいに回復してます。

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あの山頂から来ました。

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やがて樹林帯となり、沢沿いの道になります。

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扇の要です。

ここに来てわかりました。

確かに「扇の要」だっ!!

大谷崩れが扇の形なんですね。

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賽の河原的な場所を進みます。

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下山!!

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ダンプ2000万台だそうです。
江戸時代からあったんですねぇ。

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斬新な男子専用トイレです。

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文学碑。
ここで秘密兵器をザックから取り出します!

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林道歩き用に忍ばせた、ランニングシューズです!!

思いの外、快適で素晴らしい活躍を見せてくれました!

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落石注意!!

これ当たったら死ぬな。

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美しい木立です。

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突然、大きな鹿が山から駆け下りてきて、奥に逃げて行きました。

そこに写真の猟犬が続きます。
そしてうろうろ鹿の痕跡を探しています。

私「そこじゃないよ、向こうに行ったよ」

犬「・・・・」

私「少し先で山側の藪に入って行ったよ」

犬「素人はすっこんでろ!」


こんな感じの会話を話し、その場をあとにします。

しばらくすると突然、3発の銃声!!

結構大きな音でビックリました。

どこも鹿の駆除には手を焼いているのですね。

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新緑が気持ちいいです。

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無事に赤水バス停に到着しました。

次のバスまで25分。
乗り遅れると次は2時間半待ちます。
そうなると梅ヶ島温泉まで歩いた方が早いですが・・・
そうなると車道歩きプラス1時間くらいはかかりそうです(汗)

今回は道の山域を歩けましたし、それなりに長いコースで大変勉強になりました。

よく言われることですが、山域や県が違うと、なんというか独特の空気があるなぁ、と思いました。
同じ静岡県では、天城山に登った時、これまで登ってきた山と植生が違うのが良くわかりましたし、上高地から槍ヶ岳の時もなんというか夏の北アルプスの華やかな雰囲気を感じたものです。

どの山に登るか?

このテーマは本当に人それぞれですが、自分は自分なりに工夫していきたいと思っています(^^)

皆様こんにちは。

今年のGWの山行ですが、元々は金峰山・瑞牆山二泊三日のゆるキャンプを予定してたんですが、熊本地震関係もあり、ちょっと自粛して「マイナー山域?自分比ロング縦走」にしてみました。
距離的に13キロくらいなので、マッチョな御仁方々はまったくロングとは言えないかもしれませんが、総コースタイムは10時間近い(元々の計画は12時間以上コース)ですし、実感としてキツかったです。

そして、一部ブロ友さん達で密かに話題になった「安倍奥ってどこだ?」なんですが・・・静岡県と山梨県の県境、南アルプス前衛とも呼べる位置になります。
梅ヶ島温泉という、そこそこ奥地の秘湯がベースとなるエリアです。

そして、何故この山域を選んだと言いますと・・・
時はうん十年前に遡ります。

今回は登りませんでしたが、ここには二百名山の「七面山」という山があり、子どもの頃、家族で登った事があるのです。
浄土真宗のお山で、登りきった所に宿坊があり、そこに一泊した思い出があります。
到着時にはもう暗くなっており、急に立派な門が現れた記憶があります。
多分小学3-4年生だったと思います。

記憶は薄いですが、山の名前ははっきり覚えてたので、登山を始めてからは気になってはいました。

そして山と高原地図の、南アルプス赤石岳・聖岳をダウンロードした際に「安倍奥」という山域地図があり、そこに「七面山」を発見したのです。

そこで、時折この地図を眺めるようになったのですが・・・

ここからこのコースを思いついた訳です。

本来は八紘嶺から七面山に縦走して、山梨県側に下山したかったのですが、車を回収する手段が思い浮かばず、大谷嶺を経て下山、バス停まで歩いて梅ヶ島温泉に戻るプランを立てました。

最初は山伏(やんぶし)まで縦走したかったのですが、途中で「ああ、疲れた」となってしまい、大谷嶺までの縦走になりました。

ラストに長い林道があり、バスの時間もあったので、タクシーを呼べる準備もしたのですが、結果「タクシーは呼べない」という結果になりました(梅ヶ島温泉の観光協会に電話したけど、ダメでした)。

そこで今回秘策を考えて、望んだわけでです。

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4:25梅ヶ島温泉→5:19登山口(上)→5:50富士見台→5:57発→6:38ピーク→6:55八紘嶺頂上→7:10発→7:59五色ノ頭→8:43大谷嶺頂上→8:56発→9:29新窪乗越→10:12扇の要→10:24文学碑(下山)→10:34発(林道歩き)→11:45赤水バス停

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19時半にベッドに入り、23時40分起床。
自宅を午前0時前に出発。
新東名新静岡ICから、真夜中の山道をひた走ります。
途中たぬき二匹とうさぎ1匹をやり過ごし・・・
AM3時半に梅ヶ島温泉のPに到着し、少しだけ仮眠します。
車中泊と見られる車もちらほら。
AM4時10分行動開始です。

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少々雲はあるものの、予報では晴れ。
はりきって進みます。
ただ、寝不足は否めず・・少々不安が胸をよぎります。

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ヘッデンスタートも、だいぶ慣れてきました。
この登山口は梅ヶ島温泉からのルートです。上に正式?な登山口があるので、八紘嶺ピストンなら上からをお勧めします。下からだと標準コースタイム1時間20分プラスです。

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夜明け前の針葉樹の森を、ただひたすら登ります。
眠気のせいであまり体調が良いと感じませんが、経験上、身体が温まって来れば調子が出てくるハズです。

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夜が明けてきましたが・・・

ん?

天気がイマイチ(^_^;)

この時は、まぁ直ぐに回復すると思ってました。

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上部の登山口まできました。
コースタイム1時間20分を54分で登りましたので、相当身体が温まってきました。調子が出てきた感じもあり、はりきって先に進みます。

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これまでは針葉樹の樹林帯を無難な九十九折で登ってきましたが、ここからは広葉樹中心の「ザ・登山道」になってきます。

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しかし・・天気が思わしくない・・

風が冷たく、実際の気温も2-3度止まり。
雨でも降るかも、という雰囲気です。
完全に晴だと思ってたので、雨具の下は置いてきてしまいました。

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まじですか!?

オドロオドロしい感じになってきました。
当然ながら、他の登山者は影も形のありません(汗)

GWのサイコーの気候と天気の中、道の山域で山を満喫・・のハズが・・

ホラー的な様相になってきました。

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富士見台に到着。
富士山はまったく見えません(>_<;)
あまりにも寒いので、ここで雨具とネックゲイターを装着します。

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まぁでも、結構デンジャラスな感じで意外に楽しいです(笑)

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しかし・・・

先はホラー感が増してきます。
おまけに雨らしき水分もパラパラと・・フードをかぶります。

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すると急に陽が差してきました!!

太陽グッジョブ!!

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こんな青空に!!

しかし・・・

気をぬくと・・・

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直ぐにこんな感じの天気になってしまいます。
写真は「展望岩」です。
一応、上に立ちましたが、展望はゼロでした(>_<;)

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そして八紘嶺登頂!!

広めの頂上です。
天気はご覧の通り。

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今回は軽量化のためにバーナー類は持参してませんでした。
でも、心底暖かいものが欲しかったので、せめて保温ボトルにコーヒーくらい持って行けばよかったです。

そして、ここから大谷嶺までが核心部とも言える道。
事前の調査では、アップダウンが激しく、体力を要求されるそうです。

1000m以上登っているし、寝不足もありますが、気力は十分です。

実はエスケープルートとして、ピストンも計画にありましたが、もちろん先に進みます。

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ここから下ります。

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ここからはあまり道が良くありません。

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魔物が棲む的な空気を醸し出しています。

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定番の足出しです。
もちろん、落ちたらノンストッパブルです(ノ゚⊿゚)ノ

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ザレザレの登山道。
ここは遠慮なく文明の利器(トラロープ)を使用させて頂きます。

それにしても・・・

確かにアップダウンが連続し、徐々に体力が奪われていきます。
作中?には出てきませんが、アミノバイタルも時折補充していきます。

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地図上の「キレット」にやってきました。

さて・・・

どっちが正解でしょう?

黄色の右折は踏み跡で尾根を巻いていく道っぽいですが、ルンゼ状の溝方面なので、なんとなく迷います。

直進の尾根方面も明確な踏み跡がありますが、かなり険しそうです。

正解は次回に!!(ノ゚⊿゚)ノ(ノ゚⊿゚)ノ

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