すかんち 「Song For Heaven」
まずは今回被災者となってしまった方へ心よりお見舞い申し上げます。
私は埼玉在住ですが、身辺は特に大きな被害はありません。
自宅に至っては、食器棚の扉が開いていたのに、ただの一枚も食器の破損はありませんでした。
原発の事やその他諸々いろいろ考えはありますが、ここでは、被災者とならなかった人達の「役割」ということを考えてみたいと思います。
「喪に服し、物資やその他、モノと心両面で全面的なバックアップをはかる」
こんな言葉がすぐ浮かびます。
しかし、被災地ではない我々が経験するのはガソリン不足や買い占め、停電といった、現地に比べれば些細な不便のみです。
その環境下で高邁な志がどの程度保てるのでしょうか。
保てたとしても減衰していくことは否めません。
現にNZ地震での心の痛みは減衰せずに心に残っているでしょうか?
そこで私の考えは(別段目新しいとは思いませんが)。。
「可能な限り変わらない日常を送る」
ということです。
復興を支える根源は何でしょうか?
それはお金です。
これは豚の貯金箱を皆で割ることではありません。
日本の経済を衰退させない、、、これにつきます。
日本人の特徴である「自粛」や「不謹慎」という言葉・・・
モラルと美徳が詰まった誇るべき精神です。
でも、そこはグッとこらえて日常を送るのです。
よく考えてみて下さい。
こんな時にパチンコする人の気が知れない
→でも誰もしなかったらパチンコやさんがつぶれます。
飲みにいく気分になれない
→2ヶ月で小さな飲み屋さんは経営出来なくなります。
晩酌をやめよう
→飲料会社の売り上げが減ります
あくまで一例です。
私はパチンコも飲み屋も晩酌もまったくコダワリはありませんが、これらの美徳は復興への願いと相反するものです。
野球もJリーグもどんどんやったらいいのです。
一過性の義援金ではなく、経済を維持し納税をする事のほうが大事です。
(あ、もちろん私も義援金は送りますよ)
この議論は非常にマクロな視点ですが、やはり土台を歯を食いしばって維持する事で、復興地域が早く経済の第一線に戻ってくることが出来ると思うのです。
特に西日本の方々にはこれまで以上に日本経済を盛上げて欲しいと思います。
非日常はこの際テレビの向こう側でいいのです。
そこに想いを馳せるとき、1日の大半を己の日常に向け過ごす事が大事だと。
そう思いながら今は日々過ごして仕事に向かっています。

