Clouds Rest〜雲の上で

ヤフブロから移行(旧ハンドル:いぬどし)。 基本登山を中心とした山行記録、ギアなどの話。そのほか雑多な記事を書きます。

2017年01月

さて、2017年も24分の1が過ぎましたが、いかがお過ごしででしょうか。やっと2016年ラストの山行レポになりました。

今回は菰釣山・・こもつるしやま、と読みます。

昨年秋のブロ友キャンプの時は近くの鳥ノ胸山に登ったのですが、ブロ友こうちさんに「菰釣山もいいよ!」と言われ、頭に残っていました。

この裏丹沢あたりは、まったくこれまで守備範囲外でしたが、そんなに高速代がかからずに(これ大事)行ける場所なので、結構重宝する山域だな、と感じてました。

そして、秋以降すっかり「へたれ登山者」と化してしまった私は地図を見ながら考えました。

せっかくなら、城ヶ尾山を経由してキャンプ場を起点に周回したい。
でも、道の駅に停めると車道歩きが長すぎる!林道歩きもヤダ!

で・・・西沢林道のゲートまで行って、ピストンにしました(ヘタレ)。

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6:40ゲート→7:17避難小屋→7:23発→7:40菰釣山山頂→7:50発→8:05避難小屋→8:31下山

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到着時はまだ夜明け。
でも、思いの外寒くない。
ただ・・・天気の読みが甘く、終日曇天だった(>_<)

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出発してすぐ、微妙にヤナ渡渉・・・
気をぬくと登山靴に浸水する勢いです(^^;)

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さすが丹沢。
道標はしっかりしてます。

が、道はそれなりに荒れてました。

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沢を渡りながら進みます。

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写真を見れば、倒木の行き止まりサインもあるし、左が正解なのが分かりますが、まっすぐに進んでしまう人もいるかもしれませんね。

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しばらくはゆるい道でしたが、途中、ルンゼ状の急登になります。
ここ、雪が降ったらトレースないとわからないかも・・
荒れてます。

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稜線に出ました。
ここまでそれなりに急登。
でも短いです。

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気持ちいい稜線!!

のはずですが・・・

絶賛曇天中!!

丹沢はこれで3回目になりますけど・・・
全部曇天でした・・・

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避難小屋。
さっきの稜線上で、ここから来た方に会いました。
しかし・・・綺麗!
十分泊まれますネェ。
でも一人は心細いなぁ。
避難小屋泊・・やってみたいのだけど。

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ご飯スペースもばっちり!

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ここで休憩します。
熱いコーヒーとコロッケパン?だったかな。

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ひと登りで頂上です!

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・・・・・・・・・(^^;)

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期待してた富士山は・・・こんなんでした(汗)
しかたないですね。

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丹沢・・詳しくないですが、かなり山深いですね。

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すっかり定番のチーズブッセ。
軽量ですが、200カロリー程あります。
コーヒーに抜群に合います!

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太陽光的な設備。

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凍結箇所もありましたが、まったく問題なし。

さて、下山です。

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はい、下山(笑)

今回もゆるゆるでした(汗)

来年も夏山はそれなりのところへ行きたいのだけど。
ちゃんとトレーニングしないとなぁ。。

次回は元旦初日の出登山!!
でもやっぱりゆる登山です(笑)



https://youtu.be/03va5qDFyzY

2017年1月14日 MOVIXさいたま
2016年作品
監督:山崎貴

三週連続での劇場鑑賞。
「ローグワン」「君の名は。」、そして今回は「海賊と呼ばれた男」だ。
どの映画もまったく毛色が違う作品であるが、今回も個人的には大当たりだった。原作は未読(百田作品は「永遠の0」のみ既読)なので、ストーリーを知らずに見た。

出光興産創業者、出光佐三をモデルとした「国岡商店」の店主、国岡鐵三の生涯を描いた物語である。
まずはその映像に圧倒された。
この手の映像を作らせたら、山崎貴監督&白組が第一人者と言って良いだろう。鑑賞中はどこまでが実写でどこまでがVFXなのか本当に境目が分からない。
これは技術的に感嘆したというよりその圧倒的なリアリティを作品全体に纏わせた功績が大きい。そしてその裏のスタッフの執念とも言える事前調査や監督の拘りを垣間見ることが出来る。
例えば、国岡商店所有のタンカー「日承丸」の進水式や外海を颯爽と進む様、冒頭の東京大空襲の焼夷弾の表現、各年代を再現した街の風景・・・CG技術ということさえ忘れさせるリアリティは一見の価値がある。
もう大分前になるが、初めて劇場で「ALWAYS三丁目の夕日」を見たときを思い出した(この作品も山崎貴監督&白組)。

ドラマ性も申し分ない。
時代が行ったり来たり前後する構成を取っているが、観る側に混乱させないような自然な場面転換だ。「三丁目の夕日」の時のような群像劇での自然な場面転換をやはり思い出す。
企業家の立身出世物語、巨大な敵に戦いを挑む構図は万人を惹きつける。
一般企業、とくに何かを売る仕事をしている人間が見ると、また違う熱い想いを感じるのではないか。
小さい成功、大きい成功、小さい失敗、大きな失敗・・これらの綾そのものが「仕事」である日常を過ごすものに取って胸が熱くなる瞬間が少なからずあるのだ。営業は断られた所から始まる・・を地でいく様な場面は胸が熱くなった。
そして経営者・起業家としての国岡鐵三の熱い魂も見所だ。
岡田准一の演技は噂に違わぬ素晴らしいもので、その魂が憑依したかの様な演技を見せてくれる。何よりその「声」の太さが素晴らしく、観客の心を掴む。
大きな見せ場はないが、妻役の綾瀬はるかも、文字通り「紅一点」として、物語に花を添えている。しかも驚きの「19歳」の役であったが、大きな違和感は無かった。

もちろん、その他のキャストもミスマッチが無く、映画全体を彩ってくれている。東雲演じる吉岡秀隆は「三丁目の夕日」の時の茶川先生そのままのキャラだったが、これは山崎監督ならではのオマージュだったのかもしれない(違うか(笑))。

そして個人的に特筆すべきは音楽だ。
劇中でその音を聞きながら確信し、エンドロールで確認。
やはり佐藤直紀氏が担当していた。
三丁目の夕日の音楽があまりに素晴らしくサウンドトラックを買ってしまった程。派手さは無いが印象的なメロディで映画に色彩を放ってくれるそのシンフォニックな音楽は、最近の映画にしては古風であるが、実は大好きなのである。山崎貴監督と佐藤直紀は日本のスピルバーグとジョンウイリアムスであるなぁ、と深く感じ次第である。

上映時間もやや長く大作であるが、現代を生きる「日本人」として観ておきたい一作に間違いない。

ここ最近「褒めまくり」のレビューばっかりだが、本当に良い作品を連続で見る事ができたと思っています。

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発表!!
2017年山行計画!!
(内容と写真は関係ありません)

今年もあくまで目標というか願望です。

(1)南アルプス 荒川三山・赤石岳周回
実現確率30%
いきなり大きく出ました(曝)
なんとなくですが「時計周り」でやっみたいなぁ、と。
ただ、計画するのが大変なのと、全部山小屋(するしかない)なので、正直なところ「予算と日程」・・・これだけですね。
皆さん2泊でヒーヒー言っているので、ヘタレな私は3泊予定。
30%も難しそう(笑)

(2)槍穂縦走!大キレット
実現確率15%
昨年行けなかった。
でも、一人じゃやだなぁ(^^;)
これやったら南アルプスは無しかな。

(3)西穂高岳
実現確率60%
今年こそ!!上高地からが濃厚。

(4)富士山
実現確率40%
ご来光とか興味ないので、早朝出発日帰りを目論んでます。
でも、今年もシーズン前後のマイカー規制のない時期を狙います。

(5)富士見平小屋から金峰山
実現確率70%

やるやる言ってて出来てない。
富士見平小屋のテント泊はちょっとホラーだけど。

(6)七面山
実現確率40%

七面山は実は小学生の時に家族で登った山。
昨年は八紘嶺をクリアしたので、今年はここを!
宿坊に泊まってみたいという野望もある。
またこれとは別に安倍奥の山「山伏」も登ろうかなと思ってます。
マイナーな山域ですけど、八紘嶺-大谷嶺が非常に良かったので。

(8)日光白根山
実現確率80%

今年こそ登る!もちろん無雪期ですけど。

(9)鳳凰三山
実現確率70%

これは一泊で企画したい。
ルートは精査中。いくつかプランあり。

(10)仙丈ヶ岳-北岳縦走
実現確率10%

厳しいが書いてみる。
仙丈小屋ー両俣小屋ー白根御池小屋・・・3泊かぁ(^^;)
まぁ仙丈ヶ岳だけが無難かな(弱気)。
両俣小屋から広河原に直で行けば2泊で行ける。
仙塩尾根を歩いてみたいのです。

(11)北沢峠-アサヨ峰-早川尾根小屋-広河原
実現確率10%

特段メインイベントのない計画だけど、早川尾根小屋に泊まってみたい。
1日目に甲斐駒登って、仙水小屋泊まって、という手もある。
それなら頑張ってテント泊も?
問題は車(いつもだけど)。北から入るか、南から入るか。
南からが下山した後と単に近くていいのだけど、初日のアプローチに不安がある。

(12)赤岳/真教寺尾根
実現確率30%

これも、そろそろ出来ると思うのだけど。
でも、一泊がいいな(笑)
県界尾根で下山してくる予定。

(13)蓼科山
実現確率30%

ココ登れば、八ヶ岳の主峰はみんな登ったことになるのだけど。
どうも縁がなくて。
積雪期に登りたいのだけど・・今年は厳しいかも。

(14)奥多摩 鋸山-大岳山縦走
実現確率50%

急にスケールが落ちますが、これもやりたいと思います。

(15)毛無山-十二ヶ岳
実現確率50%

ちょっと大変そうだけど、一度登りたい。

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随分、やっつけな計画ばかりですが、出来る限り頑張ってみたいと思います。

結局は時間とお金なんですけどね。
鹿島槍・五竜岳もやりたいのだけどなぁ。。
まぁ、修正かけながら(笑)


「君の名は。」予告

2017年1月8日 MOVIXさいたま
2016年作品
監督:新海誠

いわゆる「アニメファン」ではない。
それでも新海誠監督の作品はだいぶ前から見ていた。
10年近く前になるかもしれないが「雲の向こう、約束の場所」という作品を見て、驚いた。
世の中のアニメが「ジブリ」一色だった時代だったが、その背景描写と独特の静寂感が印象に残った。
次に見たのは「秒速5センチメートル」これは短編の連作だったが、やはりその背景描写と精密な「空気感」が秀逸だった。
ただ、ジブリ作品や細田守監督作品に比べると人物の絵柄や躍動感がやや一般受けしない感もあった。

そして驚く事に今回の大ブレイク。
思春期の男女の入れ替わりモノは昔からあるテーマで、その設定の青春映画という認識もあり、劇場で観る予定はなかったのだが、結論から言うと大ヒットも納得の素晴らしい作品であった。
劇場で観る価値は充分にある。

今回は「ネタバレ」でないレビューとします。

背景・人物・アニメーション表現
新海誠監督らしい、緻密な背景がやはり印象的だ。
期待したほどの驚きはなかったものの、コンピュータを使った感を極力排除したバランスの良いアニメ感は好印象。
また人間の視線を意識してか、微妙なフォーカスのズレを表現していて、それでいて押し付けがましくない感じがする。
人物もまぁ現代のアニメ絵ではあるが、前に見た作品とは随分印象が違う。
躍動感もありつつ、デフォルメ表現は少なく(細田守作品はデフォルメ感の成分が多い→好きですけど(笑)概ね好印象だった。
アニメーション表現で印象に残ったのは、敷居や電車のドアの表現。
文字だと上手く表現出来ないが、例えば引き戸の敷居の末端にカメラ視線があり、開閉する表現・・・事ある事にこの表現が使われるのだ。
場面転換のアクセントのような・・何か意味があるのかもしれない。

脚本・構成
SFとしてスタンダードないろいろな題材をミックスして、細かく、でも複雑になり過ぎずに仕上げていて、今回とても感心した要素だ。
小説の叙述トリックを思わせるような「仕掛け」が散りばめられており、沢山の伏線も存在し、複数回見ることも楽しめる。
「男女入れ替わり」「時間軸」「夢」いくつかのキーワードがそれこそ、紡がれて編まれて出来上がった作品であり、監督の強い想いを感じる事ができる。
構成としては、オープニングが日本のTVアニメ風に始まったあたりがまず印象深い。しかも、その映像があとあと物語の核となる部分が描かれており、既視感を上手く使った演出だ。核となる部分は本当は「取っておきたい」というのがクリエイターとしての本音だろう。そこをこういう形で印象深くする手法は、最近の映画ではたまに見かけたりもする。
物語が始まってしばらくは「新海誠にしては、随分ポップな雰囲気だな」と感じた。高速で進む展開に鮮やかな色合い、コメディタッチの青春SFジュブナイル的な。
しかし途中から、まったく空気が入れ替わる。
そこからがこの映画の真骨頂となるのである。

ロケーション・文化背景・時代
現代日本、東京と飛騨地方が舞台となる。
ツールとしては携帯電話(iPhone)が大きな役割を果たし、核となっている。
高校生が持っていて当たり前のツール。
感じたのは・・・
10年以上前、「映画離れ」等と呼ばれた時代があったが、今はそれこそ日本映画が勢いを取り戻し、良作もたくさん生まれている。
たくさんの予告編を見て思ったが、若者がターゲットの映画が本当に多い。
これは、端的に歓迎すべき事だ。新海監督も私より年下の43歳。
てらいなく、今の文化を取り込んで自然に作品を作る事ができる。
反面、神道を基にした「純日本的」な場面、素朴な日本の原風景、人との繋がりも描かれている。外国向けの「クールジャパン」の戦略もあるとは思うが、良いコントラストを作品に与えていると感じた。

その他
個人的には大変良い作品を知る事が出来たと思う。
アメリカの3Dアニメーションも素晴らしいと思うが、日本のアニメーションは独自の進歩を歩んでいると思う。
日本ならではの繊細なセンスと緻密な物語は、今や世界に受け入れられているのも良く理解出来た気がした。
音楽を担当したRADWIMPS、事前に音源は聴いていたが、今回の挿入歌は本当に良く出来ていたと思う。少しだけ過剰に思える所もあったが、エンディングの「なんでもないや」は実は映画を観る前からの最近のヘビロテで、曲が流れた時は、あまりのフィット感に感激してしまった。
ヒット曲の「前前前世」は、かなりガチャガチャした曲だが、これもオープニング曲にハマり過ぎててびっくり。
「タイアップ」ではなく、劇中曲として歌付きの曲を当てていく手法は、これからもっと増えるだろう。

そして映画タイトル「君の名は。」に纏わるラストシーンは、誰もが納得のいく、心の置き場所を探し当てたような名シーンだ。
これから観る機会のある方は・・この場面に収束するストーリーを存分に楽しんで欲しいと思うのだ。




『ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー』オリジナル予告編7

2017年1月4日 MOVIXさいたま
2016年作品
監督:ギャレス・エドワーズ

久々すぎる映画レビューです。

私は・・・
生粋のSWファンと言ってもいいと思う。
劇場で見たのは中2?の時の「ジェダイの復讐」が最初だったが、その頃からハマっており、それなりマニアックな情報も集めている。
好きなキャラは「アクバー提督」。これだけはフィギアを持っていて、もしかしたら今となってはいい値段なのかもしれない(笑)

ちなみに、スターウォーズを一切見たことない人は意味がわからない文章になると思います(笑)

<ネタバレ!>

そして今回のスピンオフ作品、事前情報も入れず(ある程度入れたほうが楽しめたと思う)、大きな期待もせずに見たというのが本音。

でも、これは及第点以上の傑作と言って良い内容だった。

時代はエピ4「新たなる希望」つまり第1作目の10分前までの話。
エピ4でのデススター破壊の鍵となる設計図を手に入れるミッションを描いている。エピ4ではその設計図をレイア姫がR2D2とC3POに託してルークの手に渡るシーンから始まるので、そこに繋がる物語なのだ。

監督は違えど、今回もスターウオーズの世界観はまったくブレる事無く、素晴らしい映像を見せてくれる。
もちろんエピ4の映像と比べてはいけないが、あの時代のSFの出す、微妙なアナログ感も満載で、最新画像とのギャップもマニアとしては楽しめる。また、R2D2やC3PO、まさかのレイア姫登場等のサプライズもありファンサービスも満載。
オビワンは惑星ジェダの「地形」として登場する等、度肝を抜く演出も。
そして懐かしいメカも嬉しい。X-WingやY-Wing・・何より帝国の逆襲で大活躍だったAT-ATウォーカーが現代の映像技術でリアルな動きに生まれ変わった様は感動すら覚えた。
新しいメカとしては反乱軍の「ハンマーヘッド」、その驚きの能力と、映像のど迫力に圧倒必死である。


そして・・・本筋のスターウオーズと大きく異なる点は「ジェダイの騎士」が一切登場しない点だ。ダースベイダーは登場するがアナキンはすでにダークサイドなので「ジェダイの騎士」ではない。
主人公を含め「一般人」が、特別な力を持つでもなく、強大な敵と困難なミッションに翻弄されるのだ。

また、帝国軍と反乱軍・・「悪を正義が叩く」という勧善懲悪的なわかりやすい構図もスターウオーズの一面だが、反乱軍の「汚れ仕事」的な役割の話も出てきたりする。文字通り「戦争映画」なのだ、と現代作品らしいバランス感覚も垣間見ることが出来る。

人物としては、主人公ジンとキャシアンが熱血で優等生・・つまりそう面白みのないヒーローなのだが、相棒のドロイド「K-2SO」がなんともお節介且つコミカルな性格で、バランスを取っていて面白い。
エピ4-6のルークも面白いとは言えない性格だが、R2D2、C3POのコンビが潤滑油になっているのと似ている。
そして、惑星ジェダのチアルート・・ジェダイの思想を信じている盲目の僧侶。作品中彼の個性は際立っている。マトリックスのネオを彷彿とさせる体術にも魅了されるが、その佇まいというか存在感が素晴らしい。
ダースベイダーも登場するが、私の中では彼は死人であり、その中身がアナキンであるとはなかなか見る事が出来ない。もちろん、ラストシーンの強烈さは目を見張るが、アイコンとしてのキャラに見えてしまったりする。

そして、この映画の切なく悲しいところは、反乱軍の主要人物が全員死亡してしまうことだ。
主役級から印象に残るキャラ、果ては愛嬌のあるドロイドまで、非業の死を遂げてしまう。
ジェダイの騎士やダークサイドの騎士がライトセーバーを使って、華々しく物語を紡ぐのとは絶望的なくらい対照的だ。
多くの犠牲を払い手に入れた機密情報から生まれる「新たなる希望」。
悲しくはあるが、その後のストーリーに登場しない「一般人」たちの物語は、SWファンは誰もが納得し涙する作品であると言えると思う。

さて・・・

待望のエピ8は今年の12月、そのあと1年ごとに、スピンオフ作品(ハンソロの若かりし頃が描かれるらしい)、エピ9と続いていく。

古典的SF映画ではあるが、もはやDNAレベルで刻まれてしまっているので、手放しで歓迎せざるを得ない映画・・・それがスターウォーズでなのである。

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