Clouds Rest〜雲の上で

ヤフブロから移行(旧ハンドル:いぬどし)。 基本登山を中心とした山行記録、ギアなどの話。そのほか雑多な記事を書きます。

2016年09月

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すっかり秋の気配は良いけれど、雨ばっかりで流石にそろそろすっきり晴れて欲しい今日この頃です。

では、5山縦走の続きです。

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横岳のコースはこれで3回目。
一人では初めて。
初めての時は緊張した岩場だったけど、もう楽しめるレベルだ。

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そして天気も回復基調。
出だしの不調さが嘘のように体が軽くなってくる(^^)

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赤岳・中岳・阿弥陀岳方面は青空が見えてるものの、稜線上の人はガスの中だろう。

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長めの鎖。
緊張もなく、楽しく登れる。
空はどんどん晴れてくる。

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南を振り返ると、こちらもあっという間に天候が回復!!
うーん、この時間に阿弥陀岳に居れば・・・とは思うけど、そしたら縦走は無理だしなぁ。でも、後半戦が天気が良いのもいいものだ。

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やはりこれをやらないと気が済まない(爆)

いつかミスるかも・・・(こわ)

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楽しいアスレチックの先には横岳山頂!!
午後の登頂なので、赤岳方面に比べると、人も少ない。

でも、時間を考えると、あまりのんびりもしてられないので、コンパクトな休憩をしながら先へと進むのであった。

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こうやって写真で見ると、とんでもないけど(笑)

素晴らしい高度感と絶景に心浮き立ってしまう。

いやぁ・・

危ないところって楽しいですね!!

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八ヶ岳はやっぱ素晴らしい!!

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ちょっと迷路みたいな登山道です。

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スリリングなトラバース。
なんてことはないけど、悪天候だとやっぱり怖そう。
そして積雪期は・・・
考えるだに怖い・・・

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やる気が感じられる、岩たち。

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さて、硫黄岳山荘への下り。

初めてここを下った時はきついなぁ、と思ってたけど、駆けおりる様に下って行きました。終盤でここまで好調なのは・・死ぬ前触れなのか?と思ってしまいます。

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硫黄岳山荘。
ここで宿泊する人も多いみたい。
初めて中に入ってみたけどなかなか良さげな山小屋でした。
この時点で15時。

普通考えたらありえない時間ですね(^^;)
もちろん赤岳鉱泉まで十分日没まで間に合う時間ではありますが。

初めてのルートだったらやらないかなぁ。

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ラストの硫黄岳への登り。

振り返るとこれまで縦走してきた山々が一望!

今回・・午後の日差しの中の登山もいいなぁ、、と思いました。
もちろん早出早着が基本ですし、夏山は午後荒れる事が定番なのですけど、、

午前イマイチで午後にのんびり陽光を浴びて稜線歩きは、結構プレミアムな山行と言えるかもしれません。

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硫黄岳名物、巨大ケルン。

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はい、登頂!!

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自分史上、サイコーの爆裂火口です。
いやぁ、他の惑星というか、具体的だと火星的な感じです(テキトー)。

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午後の晴天爆裂火口を存分に味わうと、あとは名残り惜しきかな、下山の時間です。

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赤岳方面にヘリが・・・
右往左往してたのできっと救助ヘリだったのでしょう。

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そろそろこの絶景も見納めの時間です。

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ここからオーレン小屋方面の道はまだ塗りつぶしてません。

いつか「八ヶ岳主脈全山縦走」やってみたいなぁ。
3泊くらいでいけるでしょうかね。

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名残り惜しく、硫黄岳を振り返ります。
文句ない青空です!!

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ここからの下山は結構長い道のりですが、大門沢に比べれば、もうなんでも来いっ!!って感じですよ。

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コケの写真はつい撮影してしまいます。

途中、日の射さない登山道は結構暗く、少し焦りますが、まず道に迷わないコースなので助かります。

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赤岳鉱泉到着!!

なんとか17時前に下山できました。

初の行動時間10時間超えです。
いやぁ、よく頑張った!

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しばらくテントでゆっくりします。

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夕食はカレーです。

小屋前のベンチの二人組にお声をかけて、相席をお願いする。
年の離れた男性同士だったので、てっきりソロ同士かと思ったら親子でした。

東京から来たYさん親子。

なんと息子さん(30代)は今回初めての登山とのこと。
息子さんから山をやるお父さんに声をかけ、連れてきてもらったとのこと。
なんか、絵に描いたような良い話です(^^)

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すっかり意気投合し、一緒に宴会です(笑)
Yさん親子は小屋泊で、小屋飯なので、19時前に解散。
楽しいひと時を過ごしました。

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赤岳鉱泉からの朝焼け

そんなこんなで思わぬハードな山行になった八ヶ岳。
とても良い山行になりました。

山に行く回数が減ったので体力面で自信が持てない昨今ですが、今回は後半が調子良く、長い行動時間をコナスことが出来ました。

また、途中のフレキシブルなコース選択やランダムでコンパクトな休憩もソロならではのスタイルを満喫しました。

秋山以降はあまり大きな山行計画は立てられませんが、来年に向け(早っ)地道にトレーニングしていきたいと思います!




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秋の気配漂う、今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか?

私は息子が受験期に入った為、週末ごとに学校説明会や文化祭、そして私立の個別相談会等、大忙しです。
当の本人が全然前のめりでない為、徒労感もありますが、徐々にそうも言ってられない日々となることでしょう。

そんな中・・・

行ってきました!!

八ヶ岳!!

振り返ってみると、今年初めて・・ではなく、3月の「北横岳」「三ツ岳」以来・・無雪期は初めて・・結構意外です。

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6:25やまのこ村→7:05堤防広場→8:05赤岳鉱泉(休)→9:00発→9:27行者小屋→9:35発→10:25阿弥陀岳コル→10:47阿弥陀岳山頂→10:47発→10:57発→11:20コル(昼食)→11:35発→11:43中岳山頂→12:07文三郎分岐→12:20発→12:40赤岳山頂→13:14赤岳天望荘→13:25発→13:30地蔵尾根分岐→14:23三叉峰→14:33横岳山頂→15:00硫黄岳山荘→15:15発→15:30硫黄岳山頂→15:44発→16:48赤岳鉱泉(テント泊)

行動時間10時間23分、と自己サイコーです。
意外ですが、10時間越えは初めてなのでした。

今回は3日に全行程を詰め込み、二日目はゆっくりして下山のみ、というスケジュールです。

3日、早朝1時過ぎに出発。
節約の為、さいたま市から入間インターまで下道。

ところが・・・

入間インター手前でコンビニで買い出しをすると・・・

なんと・・・

山用財布に「札」を入れるのを忘れていたことが発覚!!

慌てずに、ATMで銀行キャッシュカードやクレジットカードで、現金を引き出そうとするが・・・

この時間全部NG(>_<)

そんなの知らなかった・・・
使えるのは8時からだという。
高速で計算したところ、一旦家に帰ったほうが早いという結論に・・・

仮眠タイムナッシング確定・・

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はい、やまのこ村です(ノ゚⊿゚)ノ

ラッキーなことに美濃戸口ではなく、美濃戸に駐車することが出来ました。
これで1時間の短縮。1000円余分な出費になるけど、これが後々功を奏することになるのです。

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登山者はさすがに多い!!
山小屋は結構混んでるだろうなぁ。

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そして、テントを張るのは赤岳鉱泉!
よって北沢ルートです。

今回の最大の目的は未踏の「阿弥陀岳」「中岳」登頂なので、本来は行者小屋がいいのだけど・・・以下の理由で決めました。

・トイレ設備の質
・北沢コースが楽で良い
・もし硫黄岳まで回った際、下山後ひと歩きが面倒

全部、ヘタレな理由です。

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天気も上々、緩い傾斜をラクラク・・・

いや・・・

テント泊装備は今年初めて。
結構疲れます。
つか、早朝のミスで5時間近く運転したのが効いたのか(>_<)

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癒しの景色にテンションを上げていきます。

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花の季節は終わってますが、トリカブトだけは元気に出迎えてくれました。

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赤い清流・・温泉・・ではないな。

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はい、赤岳鉱泉です。

トイレ重視で、山側に場所を見つけてテントを張ります。
写真はありません。

そういえばテント泊デビューは赤岳鉱泉でした。
2年ちょっと前です。

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さて、ここから3ルートを現場判断で決めていくスケジュールです。
まさにソロならではの気楽さですね!

ルート1
行者小屋から阿弥陀岳、中岳経由して下山
→ヘタれた場合の最低限のルート

ルート2
行者小屋から阿弥陀岳、中岳経由して赤岳登頂、地蔵尾根から下山
→せっかくなんで主峰(4回目)を登っとこうプラン

ルート3
行者小屋から阿弥陀岳、中岳経由して赤岳登頂、まさかの横岳硫黄岳経由下山
→時間的にも体力的にも無理があるが、夜はよく眠れるはず

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行者小屋への道。
やっぱ苔には太陽光が一番ですね。

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結構時間かかるイメージでしたが、あっという間に行者小屋。

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休憩。
今回はこまめに休憩を取ります。
ただ、全部15分以内というコンパクトさ。

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赤岳から横岳の稜線はこんな感じ。
天気は持つと思うが・・どうなることやら。

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さぁ、初登頂の阿弥陀岳へ!!
通い慣れた(笑)文三郎尾根の途中で右折します。

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洒落たフレームから硫黄岳。

硫黄岳方面は終始晴れていました。
数キロの距離なのに・・・

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赤岳方面。
赤岳はこれまで3回登頂してますが、いつも雲多めか、雲しかない登頂になってます。今回もか!?→そうでした(爆)

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阿弥陀岳直下のコル。
ここでザックをデポし、空身で登ります!

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こういうのテンション上がりますね。

でも、実はこのあたりで結構疲れてしまってたのです💦
白峰三山からひと月弱のブランク。
毎週のように登ってた昨年とは大違いです。

ぶっちゃけこの時点では、中岳過ぎて文三郎で降りようかと思ってました。

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天候もこんな感じ。
でも、雨は降らなさそう。

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途中で撮影した花。
調べましたがわかりませんでした(^^;)

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はい、山頂です!!

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なんかジャパニーズホラー的な山頂でした。

電波があったのでラインを確認すると、タンマさん、ひらさんがなんと八ヶ岳にいる模様。赤岳鉱泉に来てもらって、ビールでも・・と思ったが、日帰りで権現岳方面らしい。流石にキレットを超えて来て貰う訳にはいかない(笑)

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天気は悪いが、幻想的な光景だ。

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下山する。

しかし・・・
阿弥陀岳のこの道はかなり悪い。
もともと御小屋尾根から登頂して赤岳鉱泉も考えていたけど、ここをテント装備で歩くのは危険・・まぁ、行けなくもないけど。
岩場より、ザレた斜面のほうがこわい。

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コルで昼食を簡単に済ませ、中岳へ。

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数分で登頂してしまったので、すごい脚力だ!と思ったが、単に近かったらしい。

ここから文三郎尾根分岐までのほうが全然長かった。

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その道程でコマクサ発見!!
コマクサって荒涼とした場所に生えてるので、そのコントラストにため息が出てしまう。すこーーし元気をもらった気がした。

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相変わらずのザレタ斜面。

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結局、文三郎で降りずに、直進!!!

実はかなり疲れた(こればっか)のだけど、まぁゆっくり行こうと思い、先へ進む。
地蔵尾根を通過したことないというのも動機。

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この岩場は登り3回目。
最初は結構な岩場だと思ってたけど、流石に慣れたためか「こんなもんだったっけ?」という印象。

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さくっと山頂に。

でも、なんにも・・・見えません(ノ゚⊿゚)ノ

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そしてこんな可愛い、山頂板?がありました。
最近置かれたものらしいです。

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ヤマテンでは東側からガスが上がってくるという予報。
ドンピシャな天気でした。
さすが月額300円(税抜き)だけあります。

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天望荘までの道も厄介なイメージでしたが、経験を積んだためか、思ったよりスムーズに下れました。

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赤岳天望荘です。
2年前、息子と泊まったことを思い出します。
食事がサイコーでした!
でも、寝心地は・・・(ノ゚⊿゚)ノ

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そして・・・地蔵尾根分岐です。

この時点で13時30分。
ヘタれてた身体はなぜか回復し行けそうな気がする。

そして横岳、硫黄岳は・・目の覚めるような好天!!

下した決断は。

GO!!

もし美濃戸口から歩いてこの時点で14時30分だったら、行かなかったと思う。
何事もタイミングですね。

つづく


八ヶ岳5山縦走2016

おなじみの本編の予定ない予告編です。
自分で見て思わず感動してしまいました(爆)

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JETBOIL FLASH LITE

先日の白峰三山で調子の悪かったプリムスのバーナー。
修理に出しました。
それはそれとして、大門沢小屋で出会ったお医者さんが使ってた、JETBOIL、その性能は周知の通りですが、何よりその収納性に惹かれてしまい、モンベルのポイント&ニコニコカード払いで購入してしまいました!

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広口タイプやスタンダードの1Lタイプ、高機能バーナータイプ等迷いましたが、ここはやはり軽さを重視して0.8L、ソロ用のフラッシュライトを選びました。

使い勝手はこれからですが、ナイスギアの予感プンプンです(ノ゚⊿゚)ノ

コッヘル部分は手掴み出来てしまうあたり、すごい発想だなぁ、と思います。

そして収納性!!

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上の写真は収納時です。
これで「ガス缶」「バーナー」「コッヘル」「ゴトク」「スラビライザー(足)」が入っています。
10.4cm✖16.5cmで円筒状になります。
デコボコしてないのがいい!!

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そしてこれが中身です!
計算され尽くしたタワーですね。
設計した人のドヤ顔が目に浮かびます。

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蓋は水切りにもなるタイプで便利そうです。

プリムスのバーナーは、ガイド登山時に活躍しそうです。

今年イチ番のお値打ちのお買い物かもしれません。
ちなみに税抜き14000円でございます。

さて週末使っちまうか!!

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